今までウクライナという国について知る機会がほとんどありませんでした。この本は1920年代、新聞に掲載されたヨーゼフ・ロートの紀行文集です。こういった書籍を読むことで、今現在起こっているロシアによるウクライナ侵攻での両国民の立ち位置や、ウクライナ人が降伏を拒否し、自国を守るべく抵抗し続ける理由などが少しは理解できるかもしれない。感情論抜きにして、戦争を終わらせるためには『なぜこの戦争が始まったのか』という客観的な視点をもつことはとても重要なことで、これからの日本を守ることにもつながっていくと僕は思います。